ブログ紹介 No.35788 | ホストクラブ紹介・ホスト求人サイト ホスホス

ブログ紹介
ブログ
2024年2月11日 20:59
逝く乃天獄文乃文学
抽象でしか表せない物事のキメ細やかさ、言葉が不完全だから抱き合う羽目になる。
Break -SENDAI group dandy-
逝く乃一天獄
  • およよ~形而上のじぶん~
    2024年2月11日 20:59
    夏の朝焼けに照らされた公園のブランコや滑り台の頂上、どこまでも伸びる水道水には俺の伝えなかったことの全てが詰まっている。
  • およよ~形而的青春~
    2024年2月11日 19:32

    夏の朝焼けに照らされた公園のブランコや滑り台の頂上、どこまでも伸びる水道水には俺の伝えたかったことの全てが詰まっている。

  • およよ~ふたり~
    2024年2月8日 15:58
    揃えた歯ブラシがかはたれのひかりに照らされていて

    ただしさとはあまりにも遠くて

    扇風機の取り合いに本当の意味で本気になれなかったことをくだらないと呼べなくて

    エアコンの設定温度で喧嘩したのが最後だっけ

    あたしたちの間にある薄い氷のような大丈夫がどうか割れませんように


  • およよ~夢~
    2024年2月6日 20:07
    「さよなら」じゃなくて
    「おやすみなさい」の方がいいでしょ。夢でまたすぐ会えるかもしれないし。
  • およよ~青春未遂~
    2024年2月5日 18:28

    一に影

    二に階段

    三はなくて

    四に夏が来る

    五は臆病者同士

    六で懸想を覚えた

    七は枯れた教室の花

    八に紅葉の秋を迎えて

    九の人生満了未遂の僕は

    十の変わってしまった君を

  • およよ~ちいさな謳歌~
    2024年2月4日 18:03

    言葉の家臣になりたい。


    王よ、その大きな城の掃除婦にやった部屋があなたであることを、誰ひとりとして口にしないなどといったありふれた皮算用は、暗黙、と称せられど、あなたは知れない。


    王よ、どうか己がどれほど偉く立派になろうと、王でお在り下さい。あなたはイデオロギーのエンジンなんて大それたモノなんかじゃない。


    王よ、どうか家臣の忠義を疑わないでください。王にその資格は有りませぬ。かなしいことですが、家臣こそかなしいのです、などとは、決して。


    王よ、生まれ変わりの常の記載の無い辞書のような顔で、あなたは家臣をお守りになられた王であることに変わりはない。


    王よ、大きな歌は成し遂げた人間の仕事です。王であるあなたは先日、廊下のように下町を闊歩し、皇太后に叱咤され、今ではそれが大きな歌です。


    王よ、あなたのやっつけ仕事に救われた民が必ずいます。あなたの一晩の苦悩の果てにある大不正解にも、命があるのです。どうか知らず、そして忘れず。


    王よ、あなたには家臣が、民が、掃除婦さえおります。恥ずかしいことです。しかし王よ、王よ、どうか、王でお在り下さい。




  • およよ~一室~
    2024年2月3日 01:14
    陳腐な四畳半の話。

    音楽の量ってきっと少なくて良くて、
    でも少ないってちゃんと在って。
    ふたり分の枕の、ひとり分の、ふたりきり。

    そんな話。キスってなんだと思う?
    激しいほど意図的だって思っちゃう心だってあっていいじゃない。
    ひとりよがりがかわいい時だってあるじゃない。

    思えば最後だと思って交わす先の約束なんて、数え切れないほどしてきたわ。

    私の中の季節を象徴する、鱗のない魚。酸素で傷ついちゃうような、忘却を往来する、思い出すことを前提とした思い出の魚になって、名前を付けてもらえるまであたし、早く死んじゃおうとしてみるの。

    そしたらさいご、
    このシングルベッドの上では、
    許され合う。

    そうでもしないとあたし、
    あたしじゃなくなっちゃう。
  • およよ~ぼた雪~
    2024年2月2日 22:19

    冬、雪を見ると思い出す。

    「あたしはあたしのことが好きじゃない人が好きだよ。」と言われ、その通り手も足も出せなくなった。


    学生時代の記憶がぼた雪のように降り止まない。

    見ている分には綺麗で、地面で溶けてしまえばもうそうとは言えなくて、だから僕は君の表面的な美しさしか知らなかった。


    優しさと臆病は決して矛盾しない。


    陽射しで溶けちゃう臆病なんて、本当に溶けて無くなったらいいのに。

    ……僕にやさしさはあるかな。

    償ったって変わらない人生なのに。


    非常階段から眺める、遠い団地の灯りがやけに眩しい。

    見とれる資格ぐらいはあるさ、きっと。

    今日だけは、いいかな。

    自分を許してみてもいいかな。


    「自分を許してばかりいると、自分が許されていることに気がつけなくなるよ。」なんて言葉が脳裏をよぎった。



    降り止まぬぼた雪

    理性を纏った獣

    おれは!叫ぶ

    地面が雪が

    蹴り飛ぶ

    それ、


    一面の純白だった。


    少し汚れたくらいじゃ変わらない。


    白白白白白白白白白白白白白白白白白


    僕は初めてきみの言っていたことがわかった気がする。


    魔法と呪いの違いは、解けるか解けないからしい。